飽きのこないストレートチップ
この靴がもう3年かよ。
経年変化の記録をつけるたび感じる時の流れ。
当時、なけなしのお金をはたいて、新宿の伊勢丹に乗り込んだのが懐かしい。
今日、紹介するのはスペインのシューメーカー CARMINAのストレートチップ。
普遍的なデザインであるために「飽き」は全くこなかった。
3年というひとつの節目を迎えたので、その記録を残していきたい。
履き込み記録
まずはこの靴がどんなものかを簡単に示す。
この靴の前回の記録は2年時につけているが、当時と大きく変わったのはオールソールをしたこと。
丸裸で穴が空くまで履いたソールから、JRのオークバークソールにトゥスチールという組み合わせに変えた。
ブランド | CARMINA(カルミナ) |
形 | ストレートチップ |
色 | ブラック(表記:NEGRO) |
ラスト | RAIN |
革 | ボックスカーフ |
購入日 | 2018年5月27日 |
価格 | ¥72,600(税込) |
備考 | 靴ひも変更済、オールソール済 |
続けて、どれだけ履いたのかという記録はこちら。
なお、この靴の購入当初は記録をつけていない。
オールソール(2020年7月)以降の記録として記載する。
着用回数 | 28回 |
着用時間 | 271時間 |
手入れ回数 | 5回 |
履き込み期間 | 3年(オールソール後:10ヶ月) |
オールソール | 2020年7月15日 |
昨年のCV-19による外出控えも影響し、履き込み時間は今年に入ってから加速。
ソールも変えたので、ガシガシと履けることが出番を多くした。
今はこんな感じに
とりあえず、いつも通りの手入れのを施して、クリームまで入れた状態で見てみる。
まずは正面からの一枚。
3年も履いてるから、シワは当然しっかりついてる。
でも、このどこか古びているけど綺麗にケアされてる感じがものすごく好き。
少しアップで見てみるとこのように。
クラックはないが、シワはしっかりと。
履き下ろし直後からキャップにもシワが入ってしまったが、今となってはそれすらかわいいもの。
少し角度を変えて、両サイドからも見てみる。
内側に深いしわがあるが、これはおそらく少し幅が大きいからだと思う。
前にこの靴を履いて百貨店に行った時には、もう一つウィズを下げた方が合うと思いますよと言われた。
今となってはこのEウィズも気にならないが、同ブランドの類似のラストで作られた靴を買うならDウィズも要検討。
続けて、靴の内側を覗く。
この画像はデリクリで保湿した後なので色が濃くなっているが、ライニングはスレが目立つようになってきた。
この辺りはいつの間にか穴が空いてたりすることがないように定期的に見ておく必要がありそうだ。
次は後ろ姿に。
ここは入れたくないシワがしっかりと入っている。
前回の記録の記録でも書いたが、仕事で現場の配属になってまもないころ、急いで履こうとして潰してしまった苦い記憶。
ここにシワが入ると、かかとに鏡面磨きをすると割れてしまうのがなんとも残念。
詳細のパーツは次のソールの画像で締め括り。
オールソール後も300時間弱履いているが、大きな減りは感じない。
地面をよく噛むので歩きやすさもある。
定期的にTapir(タピール)のソールオイルでケアをしているが、これは今後も変わらず続ける予定。
最後に優しめにポリッシュをのせて仕上げた1枚。
こうしてみると、表面からステッチの見えないレベルソ仕上げってやっぱ良いなって思う。
シンプルなデザインは愛着の乱高下が少なく、いつまでも長く履いていけるというのが持論。
この靴はまさに飽きのこないシンプルなデザイン。
4年目へ
あっという間の4年目へ突入。
このクラスの革靴になると、あと何年履けるのかが楽しみ。
とりあえずこの3年間は定期的な手入れはかかさず行った。
雨の日に履いてしまったこともあったが、その後のケアは念入りに行った。
今後も長く履くためには、しかるべきタイミングでの手入れを行うことが大切だと思う。
次回の記録は4年につける予定。
どんな表情になっているか楽しみだ。
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