RAYMAR 経年変化の記録(2年)寿命を迎えました

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コスパ最強靴

有限会社サンレイから発売されているオリジナルブランドのRAYMAR。

固有の店舗を持たず、定期的に行われてる展示会やイベントでの出店で多くのファンを獲得している。

さらに、アシーレというRAYMAR独自のフィッティングを体験できるサービスを使用することで、ネット購入でもサイズ感への抵抗を減らすことができる取り組みを行なっている。

価格の安さから購入もしやすい上に、新作の発表も頻回に行われるため、種類も豊富。

しかも、その価格の安さからは到底想像の付かない有名なタンナーの革をしている。

製法もハンドソーンウェルトもしくは、グッドイヤーウェルトと抜かりない。

私も2019年11月に東京 両国で開催された展示会に参加して、同ブランドのストレートチップを購入した。

この展示会では、例年は新作の発表に加えてリジェクト品が販売される。

そこでこの靴に出会い、わずか16,000円という破格の値段で革靴を購入することができた。

履き下ろしから2年、最後の経年記録を残そうと思う。

どれくらい履いたのか?

この靴は2019年の12月15日に履き下ろしをしている。

着用前にトゥスチールを装着して、履き下ろし後も途中から金属セルの靴ひもに変更した。

履き込みの状況は以下のテーブルのようになっている。

履き込みの記録
年度着用回数着用時間
2019年2回20時間
2020年32回283.5時間
2021年5回32時間
合計39回340.5時間

どこが壊れた?

約2年間の履き込みをした結果、残念ながら片足が壊れてしまった。

では、どこが壊れたのか?

一見すると問題はなさそうに見える。

使用感は大きくあるものの、ソールもすぐに交換が必要な状態でもない。

トップリフトに削れはあるが、こちらも交換するほどでもない。

やられてしまったのはこちら。

左足キャップ付近のソールとアッパーが剥離してしまったのだ。

正直なところ、こういう壊れ方をするのは初めてだったので、何が原因かを明確には断言できない。

しかし、アッパーとウェルトを縫い合わせてる糸が切れてしまっている。

そして、その周囲のソールも歪んでいる。

個体差?

実はRAYMARの所有者は私のリアルの周囲で、5人ほどいる。

同時期に購入した人や私よりも頻回に履いている人も多い。

しかし、このような壊れ方をしたのは私の靴だけだった。

思い返せば、確かに雨に濡れたこともあったりしたので、より過酷な環境で使っていたのかも知れない。

そもそもリジェクト品だから?なんて疑いもしたが真相はわからず。

経年変化的にはどうだったのか?

良くも悪くも履き込み当初から大きく変化はなかった。

結果的に着用回数も約40回と少なかったことあり、まあそんなものだろうと言ったところ。

手入れは補色などをせずに無色のクリームで手入れを続けていた。

履き込み3ヶ月後

2年の履き込みによってこうなった。

このように傷が増えたり、履きシワが深くなることはあったが、大きな変化はなし。

修理はしない

直せばまだ履ける。

それは重々承知していることだが、おそらくこの靴の購入費用と同じ、もしくはそれ以上のコストがかかる。

所有靴のラインナップを考えたときにオックスフォードの靴はそれなりに数があるので、今回はリリースすることにした。

基本的に履きこめないことや収納の点からも、所有する靴は10足を目安にしている。

枠が決まっている中で、カジュアルに履ける靴のウエイトをもっと増やしたかったこともあったので、この靴を手放す代わりに別の靴を手に入れるつもりだ。

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終わりに

RAYMAR ストレートチップの経年記録(2年)をつけたが、この靴の記録はここで打ち止め。

安く購入できたこともあって、気軽に履いていけた。

加えて、軽かったこともあって着用時も快適だった。

今、世の中に出回っているRAYMARの靴はものすごい数で拡大していると思うが、どこまで広がっていくのかが楽しみだ。

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この記事を書いた人

1992年11月生まれ。
190cmの大男の細かい趣味のブログ。
2020年より「こだラボ」を執筆し、2021年2月に「Lab.」に名称変更。
趣味は靴磨き・旅行・読書・ゲーム・ボクシング観戦。

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