革靴にデニムはダサい? 革靴とデニムの組み合わせを考えてみる

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とある日の 革靴×デニム の失敗

革靴を好きになってから、なるべく毎日履きたい。

スーツを着て仕事をする日はもちろん、デニムを履いた休日のラフな格好の日にも。

そんなとある休日に、いつものようにデニム×革靴を履いていたら

「なんか変じゃない?」と彼女に言われた。

彼女はメンズファッションへの知識が豊富なわけでもなく、人の衣服にケチをつけることもあまりない。

そんな人から言われたのだ、気にしないわけにはいかない。

はたして、革靴とデニムは合わせてはいけないものなのか?

【結論】合わせてOK。ただし相性はありそう

結論から言えば、合わせても良い。

それどころか、合わせるものによってはより綺麗に決まるだろう。

実際に、Instagramなどでは革靴とデニムを合わせたおしゃれな足元の方はかなり多く見かける。

では、革靴とデニムで相性の悪い組み合わせはどういったものなのか。

私の考えるものはこんな感じ。

RESOLUTE 711 × CARMINA ストレートチップ

この組み合わせは、実際に変だよねと言われた格好。

もちろん、コーディネートは全体のバランスを見た上での評価になると思うが、今振り返ると確かに違和感がある。

この違和感の正体はもともと作業着であったデニムと、フォーマルなストレートチップの掛け合わせによるものだと思う。

バランスが大事

このようなチグハグな組み合わせにしないためにどうすれば良いのか?

それは革靴とデニムのカジュアル度合いのバランスを揃えることだと思う。

先ほどのアンバランスな足元から革靴に寄せることで相性が良くなっていくはずだ。

革靴をカジュアルなものに

スーツに合うストレートチップをドレス寄りと考えるなら、そこからカジュアルダウンしていけばデニムに合うはず。

つまり、革靴のモデルをカジュアル要素高めにしてけば合うようになるだろう。

今回はUチップを例にとってみる。

RESOLUTE 711 × SANTARI Uチップ

個人的にはこれでだいぶ合うようになったと思ったが、まだカジュアル感が足りないような気もする。

というのも、このUチップは細身で作ってもらった上に、つま先にはハイシャインを施していることもミスマッチ感を生んでいるか。

逆にUチップの名作と呼ばれるJ.M.WESTONのゴルフやParabootのシャンボードなんかは丸みを備えているので合わせやすそうだ。

では、さらにカジュアルダウンしてローファーと合わせてみる。

RESOLUTE 711 × J.M.WESTON 180

うん。これがしっくりくる。

色味の統一感やフットカバーに合わせるならという条件下もあると思うが、ローファーとデニムとの相性は抜群に感じる。

革靴をカジュアルに
  • ローファー>外羽>内羽
  • ハイシャインなし

デニム側から歩み寄る

バランスを整えるために革靴をカジュアルなものにすることを書いてきたが、デニム側をより上品にすることでさらに相性が良くなるはずだ。

私が所有しているデニムはRESOLUTE710,711の2本。

710は細身でテーパードの効いたデニム。

一方で、711はセミワイドのストレート。

より上品な革靴に合わせるなら、710の方が合わせやすく感じる。

この両デニムについては過去に書いているので、興味のある方はぜひご覧に。

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ここまでで記載している画像のデニムはセミワイドの711であるが、これを710に変えるとよりしっくりくる。

例えば、先程のUチップはこのようになる。

RESOLUTE710 × SANTARI Uチップ

撮影環境も異なるが、先ほどのセミワイドのデニムより野暮ったさがないように感じる。

また、インディゴの濃い方がより上品な革靴にも合わせやすそうだ。

カジュアル仕様の革靴も良いけど、上品な革靴もデニムに合わせて履きたい。

そんな時は、デニム側を細身のストレートなんかにすると良いかもしれない。

ちなみにローファーではこのデニムとの相性もかなり良い。

丸みのあるシンプルなローファーは本当に使い勝手が良い。

デニムはもちろん、あらゆるパンツでとりあえず履いておくでも形になるのが非常に便利だ。

履きたいものを、着たいものを

ここまで革靴とデニムの組み合わせの持論を語ってきたが、結局のところ自分の好きなものを好きなように着ることがベストであることは言うまでもない。

履いていて、着用していて気分の上がるものは、周囲の批評によって作られた「おしゃれ」よりもよっぽど価値のあることだと個人的には思う。

周りからの意見は気にならないといったら嘘になるが、お気に入りのモノを身につけるのもファッションの醍醐味ではないだろうか?

まとめ

革靴とデニムの組み合わせは、カジュアルの度合いを合わせることでより良いものになる。

今回の記事で書いた内容をまとめるとこのようになる。

デニムはカジュアル寄りのアイテムではあるが、シルエットや色の濃淡で多少の調整が効く。

この中で対極にあるような内羽とワイドで薄い色のデニムの組み合わせは難しい。

しかし、画像内でカジュアルとフォーマルの距離が近いもの同士は、意外にも簡単に合わせることができる。

あくまでも一般論の1つであるが、この表をベースに組み合わせていることが多い。

でもこれ、デニムの色みが変わってきたら、また考えることが多くなりそうだ・・・

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この記事を書いた人

1992年11月生まれ。
190cmの大男の細かい趣味のブログ。
2020年より「こだラボ」を執筆し、2021年2月に「Lab.」に名称変更。
趣味は靴磨き・旅行・読書・ゲーム・ボクシング観戦。

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