私が初めてオーダーで頼んだ靴。
それがLeather Port で頼んだIRON DRESS(アイアンドレス)です。
それまでは既製靴しか履いたことがなく、自分の足に合わせたオーダーシューズ(MTM)の完成を聞いた時には胸が高鳴りました。
その靴を目の前にまず美しい外観に心惹かれ、足を入れた時にそのフィット感に感動を覚えました。
今回はそんな待ちわびていた初オーダー靴のアイアンドレスをご紹介していきたいと思います。
オーダーしたショップは?
今回この靴をオーダーしたのは千葉県の印西市にあるLeather Port (レザーポート)という隠れ家のようなお店です。
代表は私とほとんど年齢が変わらない井熊さんという方が務めており、中国の職人さんと我々を繋いでくれます。
こちらで扱っているは・・・
- アイアンドレス
- アイアンブーツ
- 名もなきビジネスシューズ
- 革小物
※アイアン工房と名もなきは別工房だそうです。
初めてお邪魔した時には、夢のような空間だと感じたのを強く覚えています。笑
オーダーの靴限定の揃えとなっており、時間はかかるものの最高の靴ができる場所です。
※残念ながら2020年7月現在オーダーの受付は停止されています。
詳細はHPをご参照ください。
どんな靴?
私がオーダーした靴は下記のものです。
ストレートチップですが、色味にアレンジを加えてオフのときにも使えるようにしました。
モデル | ストレートチップ |
色 | 黒みがかったグレー(手染め) |
革 | ワインハイマー ヌメ革 |
サイズ | 8 1/2 Cウィズ |
ソール | レザーソール 5mm |
納期 | 約6ヶ月 |
値段 | ¥61,600- |
納品日 | 2020年7月1日 |
ウィズは足に合わせて標準の物よりも下げてもらい、捨て寸は短くタイトフィットで履けるようにしました。
そして何より驚きなのは値段ですよね。笑
MTMでこの値段で作ってもらえるシューメーカーは他には知らないです。
また、値段が安いからといって作りが悪いわけでもなく、ねじりの効いた足なりラストに土踏まずも足に沿っており、履き心地もとても快適な靴です。
それでは細かいところを紹介していきます。
アッパー
まずは正面からの顔です。
ワックスはのせてませんが、革本来の艶があります。
手染めでムラのある色味が個人的にはツボです。
内側と外側の画像です。
甲の薄さやムラのある色味がサイド面はよく分かりますよね。
ライニング・履き口
履き口とライニングの画像です。
履いた時に履き口が優しく足を包んでくれます。
井熊さんからもアイアンドレスは履き口が美しく設計されており、履き続けても履き口が開きにくいと伺いました。
ソール
ソールはオールブラックのレザーソールで渋い仕上がり。
厚さは5mmで標準的ですが履いている時にストレスは感じません。
コバも綺麗に同じ黒で仕上げられています。
トゥスチールは工房純正のもので色はゴールド。
黒にゴールドという組み合わせがなんとも良い雰囲気を出しています。
ヒール
後ろ姿は丸みのあるヒールカップで足の外側に向かうにつれて低くなっていきます。
この外側が低くデザインされているおかげでくるぶしも当たらずに、この辺りは靴擦れせずにすみそうです。
正面からの顔が美しい
私がアイアンドレスの特に気に入ってるところは、この正面からの顔です。
ねじれた足なり設計に薄く水平に伸びてるトゥから甲までのラインがたまらなく素敵だと思っています。笑
革の詳細
こちらは新品の状態でマイクロスコープでみたものです。
それぞれ使われている革は違うので、マイクロスコープの検証も三者三様です。
付属品
備品はシューツリー シューズバッグ、かえ紐が付属していました。
シューツリーは私の注文した当時は無料で付けてもらいました。
そしてこのシューツリーですが、ラストから削り出した純正のものなので、装着した時は隙間も全くありません。
独特なシルエットを持つアイアンドレスなので、他のシューツリーを入れた時には形が崩れるかもしれないですね。笑
オフでも使えるストレートチップ
私の持ってるストレートチップの靴はボックスカーフで色が落ち着いたものばかりなので、こういったヌメ革で色味が独特な靴はとても新鮮です。
ヌメ革で手染めなので時間と共に表情も大きく変化するだろうと思います。
そして、これまでは仕事専用で使ってたストレートチップですが、この靴は色味的にも服を選べば、プライベートでも使えそうですね。
今後はローテーションの主役としてガシガシ履いていこうと思います。
この靴の次回の紹介はエイジングの記録として紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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