本格デニムが欲しかった・・・
「長く使い込むことで自分色に育つ」
こんな言葉に該当するモノがあるとすぐにときめいてしまいます。笑
革靴ももちろんそうですが、それよりも短い期間で変化が著しく現れるのがデニムだと思います。
そこで今回は興味はあったデニムを育てるということに挑戦することにしました。
購入したのはNudie JeansのGrim Tim(グリムティム)というモデル。
今回はこいつを購入するまでに調べたことなどを共有していきます。
Nudie Jeansとは?
有名なブランドなので、今更説明する必要もないかもしれませんが、
Nudie Jeans(ヌーディージーンズ)は2001年にスウェーデンで創業したデニムブランド。
デニムの生産はイタリアで行われています。
そして、Nudie Jeansはサステナビリティの取り組みにとても力を入れてます。
原料生産からプロダクトが廃棄されるまで、いかに環境に配慮できるかという点に徹底的にこだわっており、
原料にはオーガニックコットン、永久に無料のリペア、必要のなくなったジーンズは引き取り時に20%オフになるクーポンとの引き換え。
更には引き取られたジーンズはリユースデニムやリペアサービスのパッチ、キャップ、バックパックなど様々なアイテムに生まれ変わるそうです。
私たち消費者にとっても嬉しい取り組みですよね。
なんでこんなに環境対策を?
ちょっと余談になりますが、Nudie Jeansがなぜここまで環境対策をこだわっているか調べて見ると、
ジーンズは地球環境への負荷が大きいという課題があるそうです。
原料の綿には大量の水と農薬を必要とされることに加え、染色や加工でも大量の水を使うので水質汚染を引き起こすこともあるそうです。
綿花栽培には世界で用いられる殺虫剤の25%が使われていて、生態系は崩壊し、労働者は病に侵されているとまで言われているそうです。
何気なく普段から履いているジーンズにもこんな背景があると、飽きたから捨てちゃおって想いにストップがかかりそうです。
こういったことからも、Nudie Jeansは環境対策にこだわっているようです。
展開されてるモデルと欲しいもの
話は戻ってなぜNudie Jeansなのかということですが、細身のデニムのラインナップがとても豊富なんんですよね。
全モデルは11種類の型が展開されていますが、レギュラーフィットでも他のデニムブランドより細いんじゃないかな思いました。
これまでもスキニーや細身ストレートを履いてきた私にとってはこのラインナップはとても魅力的でした。
タイト | スリム | レギュラー | ゆったりめ |
Skinny Lin | Lean Dean | Straight Sally ※ | Sleepy Sixten |
Tight Terry | Thin Finn | Breezy Britt ※ | |
Hightop Tilde ※ | Grim Tim | Clean Eileen ※ | |
Steady Eddie II |
全モデルのうち、7種類がメンズフィットで揃えがあります。
定期的に新モデルも出ているようで、アウトレットなどには旧モデルも置いてありました。
これだけのモデルがある中で私が求めたことは3つです。
- 細身だけど太腿付近はゆとりあり
- セルビッジデニム
- 綿100%
細身だけど太腿付近はゆとりあり
パンツ全体のシルエットとして見たときに足首に向かうにつれて細くなるように見えるのが形として綺麗に見えるからです。
そうすると選ぶモデルとしてはスリムシルエットのLean Dean、Thin Finn、Grim Timに絞られました。
Lean Dean
Lean Deanはスリムフィットで、ジップフライ付きのミッドウエストタイプです。太ももからアンクルにかけて裾幅が細いテーパードレッグとなっています。生デニム、ドライセルヴィッジデニム、様々なウォッシュドデニムを用意しています。
Thin Finn
開業当初から愛されているスリムフィットのジーンズです。 Thin Finnはジップフライ付きのミッドウエストタイプで、ヒップからアンクルにかけてスリムなシルエットになっています。 バックヨークが非常に低く配されているため、ポケットも低い位置に備わっています。
Grim Tim
Grim Timは、ボタンフライ付きのミドルウェストタイプで、ヒップからアンクルにかけてスリムなストレートレッグに仕上げられています。 生デニム、ドライセルヴィッジデニム、様々なウォッシュドデニムを取り揃えています。
こうして見比べて見ると同じスリムフィットでも細部のシルエットには違いがありますよね。
特に膝下のシルエットでは特色があってテーパード、スリム、ストレートと分かれています。
ネットでこの3つの型を比較している時は、正直どれも美しくてなかなか決めきれないというのが本音でした。笑
また、色落ちという点でも細身のシルエットを選ぼうと思いました。
身体に接触しているところが多い方がシワも深く入りますしね。
特に膝周りや膝の裏のあたり(ハチノス)は細身のパンツだと綺麗に出ると思うのでこの辺りは期待してます。
セルビッジデニム
セルビッジデニムとは裾をめくったときに赤耳が見える仕様で、旧式の力織機で織られたものです。
一般的なデニムよりもムラのある色落ちをするので、履き込んでいったときにその魅力がさらに出てくるかもしれません。
普段のファッションアイテムとしても、ロールアップしたときに赤耳が見えるとちょっとしたアクセントにもなりますよね。
綿100%
デニムはストレッチが入っているものが履き着心地としては良いんですが、長く履くという点では綿100%が望ましいと考えています。
というのもストレッチが入っていると、膝のところが伸びてしまうんですよね。
デニムを育てる場合には毎日のように履く上に洗濯回数も少なめになるので、生地の劣化とどう付き合っていくかも大事な要素だと思うので、綿100%でオンスもそれなりにあるものが良いなって思っています。
Grim Timを買う
先述の条件を加味して、購入したのはGrim Tim Dry Selvageにしました。
モデル | Grim Tim |
オンス | 13.5 OZ |
素材 | 綿100%(カイハラ) |
パッチ | レザー |
その他 | 日本製セルヴィッジデニム |
値段 | ¥30,800- |
先ほどの条件にバッチリハマっているので迷うことなく購入です。
他の2つのスリムフィットのモデルはセルビッジはあるんですが、ストレッチが入ってるんですよね。
一方でGrim Timはノンストレッチのセルビッジモデルがあったんです!
ちなみにNudie Jeansの中で綿100%のセルビッジのデニムで一番細いものはGrim Timでした。
サイズはウエストが78〜80cmほどでW30 L32です。
綿100%でオンスも13.5 OZな上に、これから長く履きこむということもあるので、
ビタビタのジャストよりも一つ緩いサイズにしました。
それでは細かいところを紹介していきます。
ボタンフライ
ボタンにはブランド名の記載されて良い雰囲気が出てます。
慣れていないボタンフライになるので、お手洗いの時は早めに行くようにします。笑
フロント
濃いインディゴにオレンジのステッチがよく映えます。
コインポケットにはセルビッジ仕様の耳が良いアクセントに。
裾
裾には少し遊びの入ったステッチが入っています。
定番の型にこういった遊び心は結構そそられます。
内側を覗くと赤耳。
耳付きのデニム履いてる人を見るとデニム好きなのかなって思ってしまう。
バックポケット
後ろ姿には一目でNudie Jeansとわかる象徴的なステッチデザイン。
履いてみると・・・
足を入れるとすぐに分かる生地のゴワツキ。
これは通るべき試練ですね。笑
肝心なシルエットはこんな感じです。
太腿周りはゆとりがあり、膝から下ストレートに伸びるシルエットです。
定番と言われるデザインの一つですので、合わせる服を選ぶことなく活躍できそうです。
履心地は始めこそ窮屈に感じましたが、2時間も履いていたら動きにくさなどはそこまで感じません。
でも膝を深く曲げる時は結構きついです、、、
他のデニムブランドは候補にならなかったのか?
ぶっちゃけた話をすれば、細身ストレートで綿100%のセルビッジって他にもありますよね。
確かにGrim Timのデザインに惹かれたのは間違えないんですが、Nudie Jeansよりも安く2万円代で購入することも可能です。
でもやっぱりリペアの無料ってかなり大きいですよね。
小さい場所のリペアでも2,000円くらいかかることもあるので、長く履くという点で考えれば決して高い買い物ではないのかなと思っています。
これからの育て方
これからこのデニムを毎日履くくらいに着用する予定ですが、Nudie Jeansの推奨でもファーストウォッシュは6ヶ月の履き込み後がおすすめされています。
正直、ここまで洗濯せずに粘れるかは分かりませんが・・・
ちなみにユニクロのセルビッジデニムは1.5ヶ月が限界でした。笑
しかし、このファーストウォッシュというのは今後の色落ち決めるといっても過言では神聖なイベントのような位置付けのようです。
普段は仕事で履くことはできないので、帰宅後に寝るまでと休日に履くことになるかと思いますが、履いた日にそのシワを見るのは毎日のささやかな楽しみの一つになりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント