ZERBINOで作ったスーツ

スーツ
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あなたは仕事をするときの装いはどんな服を身につけているでしょうか?

昨今では、服装の自由化により特定の衣服を着ることがなくなる企業も増えていますよね。

テレワークのという新しい働き方も追い風となり、脱スーツというのは今後も進んでいくのではないでしょうか。

とはいえ、私のような営業職の方はまだまだスーツを着て働くことが一般的であり、そうでない人にとっても1年を通じて全く着ないという方は少ないと思います。

私にとってスーツというのは作業着。

この作業着にどこまでこだわるかというのは意見が分かれると思いますが、私が求めていることは下記の2つ。

  1. 身体に合っている
  2. 疲れにくい

これだけなんです。

というのも、私は身長が190cmで体重は62kgのガリガリな体型。

おまけになで肩ということもあり、スーツに限らず身体に合った服を選ぶことにこれまでも苦労しました。

そんなこともあり、これまで購入したスーツは基本的にはオーダースーツ。

そして、これが身体に合ったベストであり、同時に疲れにくいものなんだろうと思っていました。

しかし、「王様の仕立て屋」という漫画を読んでからスーツの奥深さを知ることになった。

この漫画の詳細は割愛しますが、紳士服に興味のある方は是非とも読んで欲しいです。

これまでスーツは良い生地で自分の体型に合わせて作ってもらえば身体に合った疲れにくいものができるという考えだった。

しかしこの考えは正しいようで正しくなく、他にも様々な因子が絡んで合う合わないということが決まるのではないかと思う。

オーダースーツと一口に言ってもいくつかの種類があり、ビスポーク以外のものはそのショップの型紙に基づいて作られている。

その設計が身体に合っていなければ着用のしやすさという点で差が出る。

また、着用による疲れやすさというのは腕まわりの動かしやすさなどが判断材料になるが、ここにも作り手の違いが出てくるわけだ・・・

前置きが長くなりましたが、2020年5月にZERBINOでオーダーしたスーツをこれまで着てきたスーツとの違いを中心にレビューしていきます。

ZERBINOでスーツをオーダー

ZERBINOとは新宿、虎ノ門、銀座に店舗を持つオーダースーツのテーラー。

Custom Line(CL)、Luxury Line(LL)そしてイタリアの職人が作り上げるNapoli Madeの3種のオーダースーツがラインナップされている。

CLでは¥39,000(+tax)〜からでお値段もリーズナブル。

試しに着させてもらうとこれがまた良い。

これまで購入したきたスーツは6〜7万円ほどでしたが、こちらの方が良く感じた。

一応、LLもジャケットを羽織らせていただくと・・・

LLでオーダーすることに決めた。

価格は¥79,000(+tax) ~とCLよりは高額となるが着たときに感動すら覚えた。

シルエットも身頃が身体に沿っていて、腕まわりの動かしやすさが快適。

他のラインも含め、詳細はHPをご参照ください。

https://www.zerbino.info/

オーダースーツの種類

ZERBINOでオーダーしたスーツをご紹介の前に、まずはオーダースーツ自体の種類についてお示しする。

一般的になりつつあるが一口にオーダースーツと言っても複数の種類がある。

大きく分けると下記の3つに分類。

  • ・パターンオーダー
  • ・イージーオーダー
  • ・ビスポーク

それぞれ簡単に解説すると・・・

パターンオーダー

既製品から近いサイズを選択して作製します。

生地や裏地、ボタンなどは、あらかじめ用意された範囲の中から選択可能ですが、寸法の修正は限られた箇所のみであり、オーダースーツの中で最も簡易なタイプになります。

その分納期も短めです。

イージーオーダー

採寸用のジャケットやトラウザーズを試着し、それに広範囲な修正・補正を加えた形で作製するオーダースーツです。型紙は既存のものを使用しますが、体型補正(前肩や O脚への対応)もある程度付け加えられます(アップチャージの場合あり)。

生地やボタンなどは店舗が用意した範囲の中から選び,完成までに約1~2カ月程度かかる場合が多いようです。 パターンオーダーよりも完成時の姿が既製品やパターンオーダーに比べ想像し辛いです。

ビスポーク

ビスポークと聞くと顧客の要望に対してなんでもできる!ってイメージですがそう言うわけではなく、各テーラーの得意なスタイルがあるようです。

この辺りは靴とも同じですね。

ビスポークという名前の由来は英語のBe Spokenから顧客と作り手とがあれこれと話し合う所から製作する注文服の原型です。

体型や好みに完全に対応すべく、細かい採寸を行うとともに型紙をゼロから起こす点が他の注文服との決定的な違いです。

また、フィット感やデザインを確認する「仮縫い」があります。

生地や他の備品に関しても、サルトによる違いはあるものの、膨大な種類から選択が可能なケースが多く、「お直し」にも最も柔軟に対応できます。

しかし、作り上げるまでには長いもので年単位の歳月と高額な費用がかかります。

ゼルビーノでのオーダーはパターンオーダーとHPに記載があるが修正箇所もかなり多い。

オプションも多く用意されてるので、イージーオーダーよりのパターンオーダーといったところでしょうか。

オーダーしたスーツ

ラインLuxury Line(LL)
生地CANONICO S110
値段¥119,900-

生地を好みのものを選んだらこの値段となりました。

ちなみにこの生地はソラーロと言われる光の当たり方によって光り方が変わるもの。

もともとは紫外線から肌を守るために開発された生地で、外側に明るい色で肌に触れる内側には暗い色が出るようにしていたようだ。

現在ではその意味も明確に定義はされていないようだが、縦と横の糸を色を変えて織っているものの総称になっている。

暗い面が表地になります

ソラーロの生地は表面と裏面が違う色になっています。

光の当たり方で本当に表情が変わります

これまでのスーツとどう違う?

結論から言うと、とにかく着ていて疲れない。

1日働いた後の疲れが全然違う。

特に腕まわりが楽で、腕を動かすことで襟や見頃が浮くことがない。

そのせいなのか、一日中着ていても肩が凝らないので疲れにくい。

また、着用時はこれまでのスーツよりも軽く感じる。

でもびっくりすることに重さはほとんど変わらないのだ。

なんならZERBINOのスーツの方が少し重い。

上:ユニバーサルランゲージ (生地:カノニコ)
下:ZERBINO

察するに肩に重さが分散されてるため軽く感じる仕組みですね。

また、腕まわりの動かしやすさに関してはアームホールに生地をイセ込む量が多くて可動域が広くなっているとのこと。

いやいや、イセ込みって何よ?ってちょっと前の私なら間違えなく突っ込んでいただろう。笑

ご存知の方も多いとは思うが、イセ込みとは平面の布を立体的に形作るための技の1つ。

長いものを短い区間に収まるように調整して縫い付ける手法になります。

これをジャケットの袖つけに応用すると、狭いアームホールへ長い生地縮ませながら縫い付けるので、腕の動きが襟や身ごろに与える影響が少なくなる。

なかなか言葉でお伝えするのは難しいが、このイセ込む生地が多くなると腕まわりの動きが独立する形になる。

つまり腕を動かした時に襟や見頃がつられて動く範囲が小さくなる。

実際にこれまでの所有していたジャケットと腕をあげた状態で比較すると、肩や脇の下、襟のシワのより方や生地の引っ張られ方に大きく違いが見えると思う。

左:ユニバーサルランゲージ
右:ZERBINO

このように肩にかかる負担を分散し、腕まわりの可動域が広くなることでスーツを着ている時もとても快適になる。

もう1着作ろうか・・・

冒頭でも記載したように身体にあっていて疲れにくいということをスーツに望んでたが欲が出てきた。笑

身体に合っているものはその人の魅力を出して最大限にカッコよくしているということではなく、スーツのディテールとしてのカッコよさを求めたい。

すなわちスーツが作業着という概念からこだわった衣服の一つに変わった。

おそらく今後はかけるお金も増えていくのでまた沼に浸かるのだろう。

それでもワクワクしている自分がいるから怖いものだ。

スーツに関する知識は乏しくまだまだ勉強中ですが、次回は裾はダブルで、モーニングカットにしてギャザーが綺麗に入ったマニカカミーチャを入れてみたいなんて妄想している。笑

【追記】

妄想を具現化しました。

オーダーの概要はこちらからどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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