鏡面磨きをするために手でワックスを取りベースを作り、少量の水とネル布でコツコツと光らせていく。
この過程って凄く好きなんですよね。
まさに靴を磨いていることを実感できます。
しかし、1つだけ困ることがあります。
時間がかかる!
私の手際の悪さもあるんでしょうが、30分はかかります。
時間のある時は良いんですが、忙しい時にはなかなか難しいですよね、、
そんな多忙な方にも必見な、手を汚すこともなく5分で靴を光らせる方法をご紹介します。
H2 仕上がりイメージ
まずはどんな仕上がりになるかをお示しします。
普段から丁寧に鏡面にされてる方には、輝きがやや足りないと感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、今から紹介する方法はあくまで手も汚さず5分で行う簡易的な方法です。
これくらいの輝きならすぐにできるという認識をいただけると幸いです。
5分で光らせる方法
それでは具体的な手順をご紹介します。
まずは必要な道具からです。
必要なもの
ちなみに、ブラシは普段使っているものは避けた方が良いです。
手順
※この方法ではクリームまでの手入れが行っていることを前提に紹介しています。
ブラシでワックスをとる
まずはワックスの蓋を開けて、ブラシで直接擦りましょう。
まず、この段階でお前は何を言ってるだ?と思う方もいらっしゃると思いますが、もう少し我慢して読み進めて下さい。笑
ブラッシング
続いて、革靴の光らせたいところを力を込めてブラッシングして下さい。
最初は引っかかるような感覚があると思いますが、ブラッシングし続けると滑らかになってきます。
すると、
ある程度光ってきませんか?
その後は少量の水を垂らして、再度ブラッシングをします。
この時先程使った面と同じ場所で大丈夫です。
このワックスをつけてブラッシングの過程を3〜5回ほどやってみてください!
完成
ここまでわずか5分。
無事にブラッシング仕上げの終わったものがこちらになります。
うん。光ってますね。
このように簡易的な方法でも革靴を光らせることはできます。
なぜ光るのか?
革靴の表面には凹凸があり、その表面を可能な限り平らにすることで鏡のような面になります。
物理的な話になりますが、光の当たる面に凹凸があると光は一定方向に反射をしません。乱反射と呼ばれているものです。
この状態だと光りません。
一方でワックスで革表面の凹凸を平らにしてあげると、光が当たった時に反射する方向が同じ方向になります。これが光っている状態になります。
身近なもので例えますと、
- 乱反射(表面に凹凸あり) : 黒板(どこから見ても光って見えないので授業などでは便利)
- 正反射(表面の凹凸が少ない) : 鏡(当たった光が一定方向に反射する)
やや話がずれましたが、今回はワックスとブラシを使って革の凹凸を埋めて平らに近づけていることが光る理由です。
これは普段のネル布を使った磨きもメカニズムは同様です!
まとめ
- 革靴は5分で光らせることができる
- その方法はブラシにワックスと少量の水をつけてブラッシングをすること
- 時間のない方におすすめ
今回は簡易的にワックスで靴を光らせる方法をご紹介しました。
忙しい方にはおすすめですが、基本的にはこちらで紹介している方法を推奨しています。
是非こちらの方法でも磨いてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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