色違いで欲しくなるほど惹かれた
今回紹介するのはCARMINA(カルミナ)のストレートチップ。
2年3ヶ月と中途半端なタイミングになったが思入れのある靴なので忘れないうちに記事にしておく。
実はこの靴は色違いで2足所有している。
ちなみにブラックのものは既にエイジングレコードとして、過去に紹介している。
王道のシンプルなストレートチップで縫い目を隠し縫いにしてあるレベルソ仕上げの仕様を気に入っている。
仕事でスーツと革靴という装いが求められる人にはストレートチップは一足は持っておきたいところ。
そして、どうせ持つなら細部にこだわりの詰まったものを選ぶのも良いんじゃないかと思う。
今回はCARMINAのストレートチップ(ダークブラウン)を紹介していく。
履き込み記録
色 | ダークブラウン(表記:MARRON) |
ラスト | RAIN 80424 |
革 | ボックスカーフ |
購入日 | 2018年6月29日 ※1 |
価格 | ¥72,600(税込)※2 |
履き込み期間 | 2年 3ヶ月 |
備考 | オールソール済 靴紐変更済 |
※2 セール購入のためここから値引きした額で購入
記憶では2018年の伊勢丹の夏セールで購入したと記憶している。
先に購入したのはブラックの方だが、同モデルのセールを見つけて色違いが安く買えるならと飛びついた。
安いからという理由で求めた靴は結局履く機会が減って手放してしまったが、この靴に限っては既には着心地なども把握した上で求めていたものが安く買えるという最高のセールの使い方ができたと思っている。
購入当初はわずか3〜4足の靴しかなかったためかなり無理なローテーションで履いていた。
そのせいもあってか、購入後1.5年でソールの限界を迎えて今年の7月から新しいソールで履き込んでいる。
購入当初
残念ながら新品時の写真が見当たらなかったため、所持してる中で最も古いものを載せておく。
これが2018年7月23日の状態だが、おそらく数回は着用している。
この頃は鏡面が下手くそだなぁ
現在の状態
そして現在の状態がこちら。
同じカメラや撮影環境ではないので一概に比較はできないが、深いシワが目立つものの良い年の取り方をしてると思う。
ケア方法
オールソール後(2020年7月〜)の履き込み自体は週1回ほど。
ケアについては1.5ヶ月に1回のペースで手入れをしていた。
使用したケア用品は私の中の定番であるSaphir Noirのデリケートクリーム+クレム。
ディテール
ここからは細かいところを見ていく。
私の中では長く履いてる靴ということもあり、いらんところにシワがあったり破損もしっかりある。
でもこういうのを含めて経年変化を楽しむってことだと思っている。
甲・トゥ
とにかくシワが深い。
細く一本線のようなシワではなく、地割れのような広がり方。
加えて、両足とももれなくキャップにもシワが刻まれている。
ここにシワがあると鏡面もしにくいのが少し困ってるところ。
おそらくクラックは免れないような気もするが、履き込んでみたい。
ちなみに冒頭でご紹介した色違いの黒のモデルは綺麗にシワが入っている。
右:ダークブラウン
色味が違うから見にくいだけかもしれないが、手触りなども黒の方が気持ちしっとりしているように感じる。
動物由来の製品なので個体差があるのはもちろんだが、同じ靴で色が違うだけでここまで違うのは驚きだ。
サイド
まずは内側。
両足とも土踏まずに深めのシワがある。
最近、気付いたのだがこのモデルはDウィズもあり(この靴はEウィズ)、私の足にはそちらの方があっているそうだ。
伊勢丹のYOURFIT後に教えてもらった
確かに土踏まずに若干の余裕があり、それがこのシワを作ったのかもしれない。
続いて外側。
外側はは特段気にするような傷はない。
履き口・ライニング
履き口、ライニングも特段問題なし。
右足の内側に少し色が剥げてきているところがあるが許容範囲であろう。
履き口もライニングもデリケートクリームをたまに塗る程度だが、これからもこれを続けていこうと思う。
ソール
オールソール後はトゥスチールも装着。
すっかり刻印は消えてしまったが、JR(レンデンバッハ)のオークバークソールにしている。
普段ケアする時にはタピールのソール用オイルで摩耗対策。
ヒール
かかとに履きシワはなし。
靴を履く時に最善の注意が今の状態を作ってくれていると思う。
トップリフトの減りもほとんどないため、まだまだ修理の必要はない。
シューレースでやってしまった
ご覧の通り、靴紐を変えた時にやってしまった。
CARMINAは靴紐を通す穴が小さいがなんとかいけるだろうと多少無理に力を入れて金セルのロウ引き紐を通したところ、穴を覆っている金属が外れてしまった。
これ直すことができるか不明だがしばらくは紐を外せない。
こちらの記事で靴紐のことや通す穴が小さいブランドをいくつか上げているので、気になる方はご覧いただきたい。
茶靴らしい楽しみ方を
茶色の革靴と言えば、色の変化というのは楽しみの変化の一つ。
もちろん黒の靴でも変化はあるが、茶靴はさらにその変化が顕著だ。
この靴も自然光で見ると、甲の深いシワでは色が抜けている。
トゥは色濃く、甲に向かうに連れて色味が変わっていくようなアンティークのように育つことを祈ってこれからもよく履き、適切なタイミングでケアを続けていこうと思う。
実は今回からスマホがiPhone7 → 12proに変わったので写真が綺麗になってるかと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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