「貼る」だけで簡単充電
現代人にとって手放すことができないスマホ。
1日中、肌身離さず持っている人も多いんじゃないだろうか。
しかし、丸一日使っていれば電池の不安はつきまとう。
そこで登場するのがモバイルバッテリー。
これさえあれば出先での充電も可能ということもあり、持ち歩く人も多いはずだ。
だが、モバイルバッテリーを使用していて、かさばる、コードが邪魔、重いと感じることはないだろうか?
そんな煩わしさを解消してくれるモバイルバッテリーがAnkerより発売された。
それが「Anker PowerCore Magnetic 5000」だ。
なんとこの充電器、iPhoneに貼り付けるだけで充電することができる。
このモバイルバッテリーにはとても期待しており、発売後にすぐに購入した。
しばらく使ってみた率直な感想は良い面・悪い面がはっきりしている。
今回は「Anker PowerCore Magnetic 5000」をレビューしていきたい。
Anker PowerCore Magnetic 5000のスペック
名称 | Anker PowerCore Magnetic 5000 |
カラー | ブラック |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
出力 | 5W (ワイヤレス充電) / 10W (USB-Cポート) |
重さ | 133g |
サイズ | 約 93 x 63 x 16 mm |
価格 | ¥3,990- |
詳しい方はこのスペック表を見ただけで「なるほど・・・」と思うかもしれない。
結論から言えば、モバイルバッテリーとしての主たる機能である充電できる容量や速さは決して優れたものではない。
その分、小型で軽くてかさばらずにコードレスという利点を持っているのだ。
この辺りはトレードオフの関係性になっているのだろう。
モバイルバッテリー自体への充電はUSB-Cでケーブルを繋ぐことで充電可能。
残容量の確認は従来のモバイルバッテリーにもよく用いられるランプでの確認が可能だ。
この辺りの視認性はシンプルで分かりやすいに限る。
スマホと一体化!快適な携帯性
ここからは、このモバイルバッテリーの詳細を見ていく。
とにかく手軽で持ちやすい
まずは充電時の状態だが、このようにiPhoneの裏面にくっつけるだけ。
マグネットで張り付いてるため、取り外しも楽ちん。
また、滑りにくい素材でできているため持ちやすい。
これまでのモバイルバッテリーのような、コードを束ねる必要もない。
また、わずか133gなので重くなり過ぎず、使用時のストレスも感じにくい。
ちなみに私はこれまで使用していたモバイルバッテリーがスマホと同じくらいのサイズであり、充電時にはスマホ2台分を片手でなんとか持って使用していた。
このモバイルバッテリーに変えてからは重さも軽くなり、コードもなくなって持ち運びの利便性は非常に優れたものとなった。
シンプルなデザイン
主張の少ないシンプルな見た目で、装着時でも悪目立ちしない。
個人的にはケースとこのバッテリーの色の組み合わせが ブラック×ブラックというのが気に入っている。
残念な点
携帯性という点ではこれまでのモバイルバッテリーよりもはるかに便利になったものの、充電性能や汎用性という点では少し物足りなさを感じる。
具体的には次の点だ。
- 充電速度が遅い
- 充電できる容量が少ない
- ワイヤレス充電はiPhone12シリーズのみ
充電速度が遅い
充電速度はワイヤレス(貼り付け)時には5Wという出力になるが、これはiPhone 12への充電は約3時間で最大95%まで充電可能のようだ。
これを早いと取るか遅いと取るかは人によって異なるが、従来のモバイルバッテリーであれば同社から発売されているものでも20Wの出力のモデルもある。
充電できる容量が少ない
モバイルバッテリーをフル充電時にどれだけ充電できるのか?
先述の通り、iPhone 12への充電は約3時間で最大95%までとなっている。
つまり、モバイルバッテリーにある容量をフルに使っても、スマホ自体はフル充電にはならないのだ。
現状、普段使いする上で問題は感じないが、使い続けていくことでiPhone自体のバッテリー上限値が低くなった際には、ネックになる可能性もある。
ワイヤレス充電はiPhone12シリーズのみ
非常に便利なモバイルバッテリーであるが、この「貼る」充電が対応しているのはiPhone12シリーズのみだ。
また、iPhone12シリーズと同じタイミングでリリースされた「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」とは重ねてつけることはできない。
まとめ
今回新しく発売された Anker PowerCore Magnetic 5000の特徴をまとめると、持ち運びの利便性に資源配分を振り切ったと言えるだろう。
- コードレスで快適に持ち運び可能
- 滑りにくい素材で装着時も持ちやすい
- 充電速度・充電容量は控えめ
重いモバイルバッテリーを持ち運びや鞄の中でコードが絡まるのが嫌な方には自信を持って進められる。
一方で、充電容量が1回分じゃ足りない!充電速度が遅いのは無理!という方は控えるべきだろう。
私自身、このモバイルバッテリーにしてからはコードがある充電器に戻れないというのが正直な感想だ。
持ち運びの荷物はより少なくより軽くしたかったので、まさにニーズ合致した商品だ。
同じ想いを持ってる人は是非一度ご覧になってほしい。
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