少数精鋭のワードローブに向けた投資
仕事用のシャツを5枚、カジュアルで使えるシャツを2枚。
毎週のように出番があって、週末にはまとめてアイロンをかけてクローゼットに戻す。
これが私にとって理想のシャツの所有と使用。
出番が多いため、なるべく上質であって飽きのこないものがベストだと考えている。
そんなワードローブへの投資として、また1着仕上げてもらった。
オーダーの詳細
シャツのビスポークは2着目となるが今回も南さんにお願いした。
1着目はシーンを選ばず使える白シャツ。
ALUMO 170番手のポプリンで作った。
今回はプライベートの使用に割り切り、カジュアルで使えるシャツを頼んでいた。
それがこちら。
生地 | リネン(カンクリーニ) |
納期 | 4ヶ月 |
価格 | ¥38,500- (tax in) |
ディテール
襟はワイドカラーで芯地はかなり柔らかく。
取り外し可能なカラーステイも入れていない。
南さんのシャツと言えば、美しいギャザーを思い浮かべる人も多いだろう。
今回も袖、肩、ヨーク下に散りばめている。
まずは袖から。
次いで、肩から落ちるギャザー。
ジャケットでもシャツでも着用時に綺麗な雨振り袖は、美しいと思う。
ヨーク下に限っては、全体に散りばめるようなギャザーではなく、中央に集めてもらった。
歪んだ私の身体に合わせると、この仕様では背面のダーツではなく、脇の下から落ちるようにシルエット自体を絞り込むことでシルエットの補正を行なっているようだ。
こういう細かいところまで合わせてくれるのが、ビスポークの魅力だと思う。
お次は、襟のステッチ。
際を縫う、コバステッチで仕上げてもらう。
オーダーする側はひと言だけど、これはなかなか神経を使う作業なんじゃないかと思う。
さらに細かいところである前身頃と後身頃の裾を合わせた箇所。
ガジェットやムーシェって言うのかな?
ここは5角形で押さえられている。
ボタンも生地との間にスペースを作ってくれてるので付けやすい。
ちなみに、南さんから聞いた話だが、イタリアのシャツはこの空間が狭くてボタン自体も小さいものが多いようだ。
ディテールの最後は、生地のアップ。
薄手のリネンで着用時は涼しく快適。
暑くなってきたので、これからの時期に重宝すること間違えなし。
リネンという素材の特性上、シワが残りやすい。
この記事に使用した写真も一度試着しただけだが、既にシワがそこそこ残っている。
洗いざらしのリネンを羽織るというのは、いかにも涼しげな夏の着こなしっぽい。
しかし、このシャツはしっかりアイロンを当てて着ることを想定している。
パンツもスラックスはもちろん、デニムと合わせてもハマりそうだ。
この夏は、このシャツを主役に色々と着飾ってみたい。
贅沢、でも納得
1着目に作ったシャツがあまりにも着心地が良くて、立て続けにオーダーした今回のシャツ。
まだ試着程度だし、洗濯もしていないし「着心地」についてはどんなものかはまだ分からない。
私は持っている服自体が極端に少ないので、ヘビーユーズすることは間違えない。
リネンという素材の屈曲さに甘えて、週末にガシガシ着ていきたい。
自分自身の体型に合わせたパターンを取り、思い描いてる「かっこよさ」を形にしてもらえるビスポーク。
あまりにも贅沢。
でも、シャツはスーツやジャケットほど高価になることも少ない。
一度体験すると、次も次も・・となる。
ちなみに。
今回も受け取りと同時に次回のオーダーをしてきたが、次回は仕事で使う柄シャツに。
生地をボンファンティの170番手。柄はストライプ。
シルエットも少し変化をつけたので、完成が待ち遠しい。
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