雨の日でも関係なく、革靴を履かなければならない日ってありますよね。
私も仕事の都合上、どんな天気でも仕事に行く時は革靴です。
できることなら、雨の日は革靴を履きたくないです。
かといって雨の日用の革靴を買うほど余裕もない。
それでも可能な事なら、雨の日でも快適に革靴ライフを送りたいと考えています。
今日は革靴を雨の日に履く時に気をつけてることを書きたいと思います。
雨対策
結論から申し上げますと、私が雨の日に革靴を履く時に気をつけてることは、
- 油性クリームでのケア
- 防水スプレー
の2つのみです。
正直いうと、ほとんどが油性クリームのケアのみです。
とんでもない大雨の時をに防水スプレーに頼るといった形です。
中には、本当にこれだけでいいのか?と思う方もいると思うので、実際にどの程度、耐水性が発揮されるかご覧下さい。
油性クリームでのケア
油性クリームとは、水分をほとんど含まない油分割合の多い靴クリームになります。
いくつか例を上げますとSaphirだとCREAM1925、Boot Blackだとアーティストパレットとかですね。
いわゆる一般の靴クリーム(乳化性クリーム)と比べてお高いクリームです。笑
- Saphir Noir Creme 1925 2,420 円
- Boot Black アーティストパレット 2,200 円
※2020年3月22日情報
この油性クリームを雨の日の前に特別に使うということではなく、普段からのケアとして使っていただければ大丈夫です!
というのも、油性クリームは乳化性クリームと異なり、革の表面に油の膜を張る役割もはたしますので、油分の膜によって耐水性を得ることができます。
普段のケアで油性クリームを使用する場合には、水分が含有されていないのものが多いので、デリケートクリーム併用を推奨します。
実際に水をつけてみた
ご覧の通り、水が弾かれてますよね。
普段から使うクリームを油性のものに変えるだけで、メリットがあるので使ってみる価値はあると思います。
※ちなみに乳化性クリームにも油分は含まれてるので、ある程度は水を弾くと思います。
防水スプレー
言わずと知れた雨の日対策の定番ですが、どれほど効果があるのか?
防水スプレーをかけた靴を水道からジャブジャブと水を浴びせてみました。
綺麗に弾いてますよね。笑
この靴はスプレーを施した後に30分ほど置いた後に水をかけました。
なお、使った防水スプレーはモゥブレィのものです。
モゥブレィのものを選べば、動画のような効果を得られることは間違えないですが、防水スプレーの耐水性に対するメカニズムを紹介します。
防水と撥水の違い
一般的に防水スプレーと呼ばれることが多いですが、防水と撥水では意味が異なります。
防水 : 外からの水を侵入させないが、通気性も失われる。
⇨ 水を通さない
撥水 : 通気性を維持したまま水を弾く。
⇨ 水を弾く
となっております。
当然、革靴に良いのは撥水になりますね。
防水スプレーは2種類に分類される
もはや、防水スプレーより撥水スプレーの方が適切な呼び名かも知れません。笑
- シリコン系
- フッ素系
この2種類になります。
ざっくり言うと、
- シリコン系は防水機能
- フッ素系は撥水機能
となっています。
シリコン系
革の表面に水と馴染まないシリコン樹脂が膜を作り防水機能をもたらします。
革の表面に膜を作るので、靴磨きのワックスを乗せるのと似てますね。
持続性はフッ素系よりも優れていますが、先ほど紹介した通気性を失いやすいことと、シミになることがあるのがデメリットになります。
特に明るい色の靴ですと、シミが目立つので使用は避けたいところです。
フッ素系
こちらはスプレー後、フッ素樹脂が革の表面に乗り撥水機能を発揮します。
フッ素系スプレーをした後に水をかけるとその革の表面で水滴が丸くなって染み込みません。
また、通気性を維持することができるので、まさに革靴な適したものですね。
しかし、シリコン系と比べて効果の持続時間は短いです。
したがって、スプレーする回数は多くする必要があります。
注意点
このようにひどい雨の日に役に立つ防水スプレーですが、決して身体に良いものではありませんので、しっかりと換気のされているところで扱いましょう。
雨の日の対策はこれで決まり!
雨の日はこの2つで対策
- 油性クリーム
- 防水スプレー
防水スプレーはフッ素系のものが革製品に最適
フッ素系 | シリコン系 | |
通気性 | ○ | × |
効果持続時間 | 短 | 長 |
耐水機能 | 撥水 | 防水 |
備考 | 革製品はこっち! | シミに注意 |
以上が革靴の雨の日対策となります。
基本的には履かないことが望ましいですが、履いた後はケアを忘れずに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント