少し前からミニマリストって言葉をよく聞きくようになりました。
私の認識では必要最小限のモノだけを保有して豊かに暮らす人というイメージです。
また、時代の風潮としてもモノよりもコトを重視する人が増えてきているようです。
モノをたくさん購入したり、消費することが薄れてきているのかもしれません。
あなたはお金や時間といった資源を何に使っていますか?
私は革靴です。
時代がモノよりコトになりつつあると言った直後に、それに反するような文言ですが、、笑
しかし、実は革靴ってモノだけでなくコトを体験することもできる魅力あふれるモノなんです。
このブログでは革靴が素晴らしいモノだ!
ということを伝えてきましたが、改めて革靴の魅力を考えてみたいと思います。
新品よりも使い込むことで魅力を増す。
革靴は履いたその日から劣化がはじまります。そしていずれは履けなくなります。
この現在から未来へ向かう過程は不可逆であり、新品の状態より質が良くなるということはありません。
しかし、履きはじめの日から終わりを迎えるまでの期間は、あなたの付き合い方で大きく変わります。
そして、劣化は進んでいるけど、魅力は増していく。
私はこれこそが革靴の魅力ではないかと思います。
なぜ魅力を増すのか?
そもそも魅力の価値観は測れるものではなく、個人で異なるものです。
おそらく革靴好きな人の中でも、その意見は分かれると思います。
私の考えるものは下記の通りです。
革靴の魅力
- 色彩が変わる
- 艶が増す
- 長く履ける
- 足に馴染む
- 手入れで雰囲気を変えられる
要するに、まめに手入れをして、履いた時間が長くなると魅力を増していくモノということです。
分かりやすい例えをするならば、
新品で売られている革靴はあくまで70%の完成品です。
あなたが履くことで100%になるのです!
ここで冒頭の文章を思い出してみて下さい。
「時代の風潮としてもモノよりもコトを重視する人が増えてきている」
革靴は購入時はモノですが、それ以降は手入れをすることや靴自体の変化を楽しむといった“コト”を体験できるのです。
この体験の質が高いと、もう一足もう一足と増えていきます。笑
こんな楽しみ方をしてる
ここまで暑苦しく語ってきましたが、実際に革靴ではこんな楽しみ方をしているというのをご紹介させて下さい。
ニュートラルのクリームのみである変化を楽しむ
着用3ヶ月のRAYMARのストレートチップです。
購入時のプレメンテナンスを終えた後の写真がこちらになります。
着用期間が短いので、大きな変化はありませんが、やや色が濃くなってますね。
※光の関係かもしれませんが、、
この靴はニュートラルのクリームのみで手入れをすると決めています。
有色の靴クリームは色の抜けたところを補色する効果がありますが、
今はあえて色が抜けたら抜けたままにしようと思っています。笑
部分的に色が抜けてムラになってる靴も魅力的ではないかと思い、こんな手入れを続けています。
使用感があるのに綺麗
※写真
CARMINA ストレートチップ
こちらは着用は約2年の靴になります。
ぱっと見はとても綺麗ですよね。
しかし、よく見ていくと、、
シワが結構入っていて、色も薄くなっているところもありますね。
まさに使用感のある靴だと思います。
でも、カッコいいですよね?
こういったシワの感じや色の変化は、黒の靴だとこの変化はわかりにくいですが、茶色の靴だと綺麗に分かります。
なので、変化を嗜むのは茶靴の方がおすすめです。
こういった使用感がひとつの味となり、魅力のある靴に引き立てているのではないでしょうか。
もっと他の楽しみ方をしたい
革靴みたいに高くて一足と長く付き合うよりも色んなものを履きたい!
革靴は硬いから歩きやすい機能性の高い靴が良い!
というあなたには革靴は向いていないかもしれません。笑
革靴も手入れをしなければ劣化のスピードは速くなります。
そして歩きやすさや手軽さはスニーカーに軍配が上がると思います。
ただ、履き込むことで購入時よりも魅了を増していくのは、
革靴の特権だと思います。
自分の価値観として良いものと長く付き合うことを大事にしてるので、
私にとって革靴は最高のプロダクトです。
同じような価値観をお持ちならば、革靴にハマる素質がありますよ。笑
まとめ
革靴は使い込むことに魅力が増す。。
その魅力とは
- 色彩
- 艶
- 馴染む
- 手入れ (コトを体験できる)
そして、革靴は長く履くことができるモノではあるが、
劣化して履けなくなる日はいずれ来ます。
しかし、その過程であなた次第で魅力を増すことができるモノであり、
コトを体験できる最高のプロダクト。
今回の記事で1人でも革靴に関心を持つ仲間が増えたら幸いです。
革靴をこれから購入する人にも読んでもらえるように、
あえて魅力の中にエイジングという意義の広い言葉を入れることを避けました。
今後も革靴に関する内容を中心にご紹介していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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