SANTARIの工房へ

レイジーマン

先日、会社の先輩からこんなことを言われました。

「靴を脱ぐ時に毎回毎回ヒモをほどくのが面談くさい!仕事でも使える何かええ靴ないんか?」

(大阪人です。笑)

というのも、私たちの普段の仕事は営業です。

顧客のもとへお邪魔してご面会をします。

その際に靴を脱いで、室内で対応してもらうことがほとんどです。

その度に靴ひもをほどいて、結ぶを繰り返すことが億劫であるという訴えです。笑

そこで私はレイジーマンなどはどうか?

と提案したところ、ヒモもあるのに脱ぐ履きも楽で、まさにニーズに沿ったものでした。

また、どうせ新調するなら良い革靴が欲しいということで、

Tate shoesの舘さんが作られてるSANTARIの工房にお邪魔してきました。

履く人が燦然と輝いて欲しいという素敵な願いが込められた浅草の工房発の靴です。

目次

今回オーダーしたのはこれ!

注文した本人のニーズは

  • 脱ぎ剥ぎがしやすい
  • 最初から歩きやすい
  • かっこいい

わがままです。笑

そして、最終的にオーダーしたモデルは、

デザインレイジーマン パンチドキャップトゥ
ソールビブラムソール
アッパーエベレスト社 メイ(黒)
ライニングデュプイ(黒) ※アップチャージ 2,000円
中敷き
その他シームレスヒール

なんと、オールブラックです。想像するだけでかっこいい。

最初から足馴染みを良くするために、柔らかいカーフをアッパーに選択し、

レイジーマンなので、脱ぎ履きも問題ないです。

また、驚くことにこのモデルのシームレスヒールにアップチャージは無しです。

ちなみに値段ですが、

基本 96,000円 デュプイのライニング+2,000円

98,000円×1.1 =107,800円

ハンドソーンでこれだけ注文をつけてこの値段。

コストパフォーマンスの面でも魅力的ですね。

工房直販だからできる自由度の高いMTO

ラスト

現在は2種類のラストがあり、今後も追加の可能性があるそうです。

片方のラストは足が薄い私も合うものでした。

サイズ

サンプルシューズでサイズを選択をします!

私も足入れをさせてもらいましたが、ヒールは小さめでしっかり掴んでくれます。

デザイン

続いてデザインですが、下記のモノが選べました。

  • シングルモンク
  • Uチップ
  • サイドエラスティック
  • レイジーマン
  • オックスフォード

こちらも今後増える可能性があるようなので要チェックですね!

ちなみに私は今回見た中で、Uチップとモンクの美しさに魅かれました。

Uチップのモデル
モンク

次は私も、、笑

アッパー、ライニングを選ぶ

アッパーはこの中から選択できました。

スムースレザー
スエード
グレインレザー

ライニングはこちらです。

今回は一番右のデュプイのライニングの黒を選択しました

ソール

ソールは4種類から選べるようです!

  • レザー
  • ダイナイト
  • リッジウェイ
  • ビブラム

オプション

フィドルバックやベベルドウェストをはじめ、多様なカスタマイズができます。

中でもインソールに埋め込まれるシャンクを選べるというのは初めて聞きました。

通常は金属のものですが、木製のものを選ぶこともできるようです!

木製の方が軽く、空港などの金属検査で引っかからなくなります。

納期

出来上がるまではおよそ3.5ヶ月だそうです。

舘さんは名だたる有名メーカーのOEMを受け持っている中で、SANTARIの靴作りもしているのでかなり忙しそうです。

作り手の魅力

舘さんは物腰の柔らかい雰囲気をお持ちの方で、

こちらの要望や質問にも応じていただけました。

色々なことを聞きすぎて2時間もお邪魔してしまいましたが、本当にあっという間に感じました。笑

今回は履きやすくかっこいいレイジーマンというざっくりしたことしか決めてませんでしたが、最終的にオーダーした内容は考えただけでもワクワクするものです。

中でも驚いたのは、おそらく手がかかるであろうシームレスヒールやステッチを2重線したり、メダリオンのサイズや間隔の調整などを平気でOKしてくれるんです。笑

こんな靴にしたい!という要望のある方は、1度ご相談されるとより具体的なイメージが浮かぶと思いますよ!

最高のまかない靴

舘さんは自身の SANTARIのことを、まかない靴と表現していました。

まかないにしては贅沢すぎるのは、ここまででも分かりますが。笑

舘さんから今後考えているモデルを伺うと、結構攻めたものもお考えのようです。笑

聞いてるこちらも、楽しみになるものばかりです。

雨の日用? 新しいデザイン? 新しいラスト?

是非、お伺いしてみて下さい!

何より感じたのは、物作りへのあくなき執念と確かな技術力。

出来上がりが楽しみなのはもちろんですが、次こそは自分用も!笑

SANTARI

https://santari.jp/

Tate shoes

〒111-0023 東京都台東区橋場1-30-1

浅草方面からお越しの方はこちらのバスを使うとアクセスしやすいようです。

北めぐりん(浅草まわり)

浅草駅 → 橋場老人福祉館西(産業研修センター)

運賃:一律 100円

1時間に4本ほどで運行

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回紹介した内容は2020年3月19日時点での情報になります。

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この記事を書いた人

1992年11月生まれ。
190cmの大男の細かい趣味のブログ。
2020年より「こだラボ」を執筆し、2021年2月に「Lab.」に名称変更。
趣味は靴磨き・旅行・読書・ゲーム・ボクシング観戦。

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